ドラえもんの作者、藤子F不二雄さんの就職先の初出勤が衝撃だった。藤子不二雄Aさんの『まんが道』から。
これは藤子不二雄Aさんと藤子F不二雄さんの
自伝的マンガなわけですが、
読んでいて衝撃的な内容がありました。
相方も「ええーっ!?」と仰天。
『まんが道④』p46より
『まんが道④』p46より
高校を出たふたりはお互いに企業に勤めながら
マンガを描いていく予定だったのですが、
こともあろうに
藤子F不二雄さんは就職先の会社を
なんと初日で辞めてしまったという。
そりゃあ相方も
「ええーっ!?」と仰天しちゃう。
「そんなこと2日とできないってことがわかったんだよ!」
『まんが道④』p52より
『まんが道④』p52より
『まんが道④』p52より
顔にかなりの影が入ってしまうほど真剣です。
そう真剣なのです。
「そんなこと2日とできないってことがわかったんだよ!」
これすごいことですよね。
できないことを無理にやり続けることで
失われるものがあるって気づいたのかも。
初日で会社勤めができないとわかってしまった。
わかってしまったからには辞めるしかない。
そう行動してしまっているところが。
ボクとしては、このあたりがクリエイティブの資質が
問われているところなのかもしれないなと思いました。
迷惑をかけるのは承知のうえで。
初日に会社を辞めるなんて
常識で考えれば
そりゃあ迷惑きわまりないことなんだろうけど
藤子F不二雄さんもそれをわかったうえでのことなんでしょう。
というか、世の中を生きていくのって
まわりに迷惑をかけずにはいられないことの連続で。
だからといって、縮こまっていたら
『お化けのQ太郎』とか『パーマン』とか
『ドラえもん』という傑作も生まれなかったのではないかなと。
だからといって初日に会社を辞めようってことではなく、
迷惑をかけるのは承知のうえで
自分の感覚を信じて行動するくらいの
気持ちが大切なのかなって思いました。