仙台も載ってるよ〜河岸段丘を刻む谷 仙台市〜「凹凸を楽しむ 東京「スリバチ」地形散歩2」
まち歩きの楽しみの1つは、町で出会った疑問や自分が気づいた事象に、何らかの意味や理由を見出すことにあると思う。実際に歩いてみると分かることだが、どんな場所でも、地形の凹凸には訳があり、手掛かりの1つとして土地の変遷や歴史を掘り下げてみると、興味深いストーリーが必ずと言っていいほど浮かび上がる。自分なりの探求と想像で、背後に潜むストーリーをたぐり寄せ、断片と思えていた事象がつながってゆく謎解きのような展開は、この上ない悦楽と言える。「凹凸を楽しむ 東京「スリバチ」地形散歩2」p3〜4 はじめにより
まちをブラブラしたり、
あえて知らない道に入ってみたり、
開けた川沿いの散歩なんかも大好物。
プラス、歴史好きもあいまって、
そんなとき、ふと気づくのは、
なんでここに神社があるんだろうな?
っていうような小さな疑問だった。
おそらくこういった
ごくごく些細な自分なりの疑問に、
自分自身で応えていくことが
人生をおもしろくしていくんじゃないかなって思う。
まだまだ道なかばではありますが笑
んで、自分なりの疑問って、
他人にとってはメチャクチャどうでもいいこと、
意味がないことだったりもする。
だから、途中で放り出しちゃったりするんだよね。
こんなことしてても時間の無駄だなーとか、
いい歳して恥ずかしいよなーとか、
言ったりして。。。
でもやっぱりね、他人の基準どうこうじゃなくて、
自分から出発した疑問や好奇心がないと心から楽しめないなって。
それと、自分なりの疑問を大切してる人って、
おもしろくて魅力的で、ついつい惹かれちゃうんだよな😬
皆川典久著「凹凸を楽しむ 東京「スリバチ」地形散歩2」
ブラタモリ仙台編に出演されていた皆川典久さん。
東京スリバチ学会の会長という肩書きを持っていて、
その怪しくも謎めいた名称になにやら興味が湧く。
その皆川さんが書かれたのが
「凹凸を楽しむ 東京「スリバチ」地形散歩2」。
もちろん1もあるんだけれど、
続編のこの2にはなんと仙台の地形も載っているんすよ!
ちなみに「スリバチ」地形ってなんなのかというと。
長い時間をかけて台地を河川が深く刻み、
谷や窪地ができあがる。
その形状がスリバチ状であることから
「スリバチ」と命名したそうな。
「河岸段丘を刻む谷 仙台市」
2の中で仙台は
「河岸段丘を刻む谷 仙台市」として
紹介されていて。
冒頭をざっくり要約すると。
・仙台は海抜30〜50mほどの扇状地状の台地(河岸段丘)に位置している
・そうしたのは洪水や津波の難から逃れる理由からだった(仙台藩祖伊達政宗公考案)
・一方で、高台にあるため水を得にくいという問題も
・それを解決したのが四ツ谷用水の建設
・広瀬川の上流から引き込み、高低差を活かして梅田川へ 仙台の街を潤した
新しく知ったのは「杜の都」を支えたのも
四ツ谷用水あってこそだったということ。
江戸期の仙台は他と比べて
武家屋敷がたくさんあったらしく、
その多くが屋敷林を持っていたんだそうで。
この屋敷林の緑がのちに
「杜の都」と呼ばれるゆえんなんだってよ。
緑が生い茂る土壌をつくるに欠かせないのが水であり、
それに貢献したのが四ツ谷用水だったというわけっすね〜😳
そして、仙台のスリバチ地形「へくり沢」。
尚絅学院近くの八幡2丁目〜広瀬町にありまして。
一回行ったことあるんだけど、
崖で囲まれてる狭いスペースに家やアパートが密集してんだよね。
まわりはだだっぴろい田んぼと畑に囲まれた家で育った
ド田舎出身者としては、
すげえとこに家建てて住むんだな〜と驚いたものですよ。
てか、本に載るくらいスリバチ地形だったのね!
もう一度行ってみよう〜😋
皆川さんガイドのまち歩きツアーもあるよ
そんな東京スリバチ学会会長、
皆川さんがガイドしてくれるまち歩きツアーが
「仙台ふららん」にあるんですよ!
さっそく申込んじゃいました!
仙台城の候補地にもなったという、
榴ヶ岡の凸凹地形を歩くコース。
榴ヶ岡はヤバいよね〜〜〜
待ち遠しい〜〜〜😚
〜END〜