「会ってみたい」という願望から、「会いに行った」という行動、体験へ。Living World 西村佳哲さんを訪ねて。
机の前で頭だけで考えたことよりも
実際に自らの身体全体を使ってしまったこと、
もう既に行動してしまったこと、体験してしまったことのほうが
ずっと自分の血や肉になっているなって。
そういう意味で、著書を読んで以来「会ってみたい」というただの願望から
実際に行動に移して「会いに行った」というお話を。
会いに行ったのはLiving Worldの西村佳哲さん。
当時「働き方研究家」という肩書きで活動されていて。
(最近は在り方とか生き方にシフトされているとか)
その分野でおもしろい仕事をしている企業や人は
なにより「働き方」からして違うのでは?
という仮説をもとに西村さん自身がインタビューして
それをまとめたのが最初の著書『自分の仕事をつくる』でした。
それを偶然、書店で手にしたボクは「働き方」という言葉に
なにか自分の中でピンとくるものを感じて。
それで西村さんのホームページを見てみると、
「ワークショップ」なるものを開いていおり、誰でも参加できるらしい。
、、、なんと!本を書いている人に直接会いに行けて、
そのうえお話しまで聞けるなんて!と、興奮しながらも参加申し込みを済ませて、
後日東京行きの新幹線に乗ったことを覚えていますね。
ワークプレイスってまず空間のことを考えるんですが、そのうちに空間を超えてどんな制度の中で働いているかも考えるようになりました。例えば「終身雇用制」というものもひとつの大きな空間ととらえることができて、その中で社員のメンタリティが形成されていくんですよね。
そういったワークプレイスを通して働く意味が時代によってどう変わってきたかなど、「働き方」についていろいろ研究していたんです。
今にして改めて振り返ってみると、
自分が「働き方」という言葉に具体的になにを感じていたのか。
それは働く場のありようによって人間形成が左右されていくこと。
そこに強い関心があったのでした。
、、、つづく。