騒ぎたい人はなんでも祭り上げてドンチャン騒ぎがしたいだけなのでは?東京オリンピックのロゴマークのデザインが「似ている」件について、デザイナーのボクも考えてみました。
「複数の人たち」って???誰のこと???
佐野研二郎さんがデザインして選ばれた
東京オリンピックのロゴマークが
いろいろ叩かれているらしく、
こんなまとめかたをしているニュースサイトが。
・インターネット上で炎上
海外のデザイン会社が描いた双方の絵を見て、複数の人たちが「パクリなのでは?」と感じたようで、インターネット上で炎上。東京オリンピックのエンブレムを描いたデザイナーに、批判の声が集まっている。・さらに炎上!
しかし朝日新聞の取材によると、デザイナーは「特にコメントはない」と話しているらしく、そのコメントを受けて複数の人たちは「デザイナーが逃げた」と判断し、さらに炎上している。皆さんは、東京オリンピックのエンブレムはパクリだと思うだろうか? 偶然似ただけであってほしいのだが……。
「複数の人たち」って???誰のこと???
炎上しているって、、、。
さらに炎上って、、、。
名前も顔も分からない人たちがインターネット上で
「たくさん」騒いでいる「らしい」となると、
ニュースになってしまうんだなあ。
というか、このニュースサイト自体が
そもそもお祭り騒ぎ・ドンチャン騒ぎを
前提に作られているような感じがしますが。
であれば、問題ないってことなんでしょう。
佐野研二郎さんといえば、
超がつくほど有名どころの仕事をいくつもされている方で。
個人的には「リスモ」が好きだなあ。
「パクる」なんてことをするような人だとはにわかに信じがたい。
で、少し調べてみると、
東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムは、組織委員会がデザインコンテストで複数の受賞歴のある個人を対象に募集し、審査の結果、104の作品から選ばれ、去年11月に内定しました。
このあと、組織委員会では、半年以上かけて世界各国で似たようなデザインがすでに登録されていないかどうか、IOC=国際オリンピック委員会と情報交換しながら確認したうえで、国際商標登録を申請し、今月24日、発表しました。
大会のエンブレムについて、組織委員会は、去年11月に佐野研二郎さんのデザインに内定したあと、世界各国の商標を確認しながら、すでに登録されているものに抵触しないようにデザインを少しずつ変えてきたということです。最終的にIOC=国際オリンピック委員会の承認を得て今月24日に発表し、現在、国際 商標登録の手続きを済ませているということです。
去年の11月には佐野さんのデザインに決定していて、
すでに国際商標登録を申請して、手続きを済ませているとのこと。
であれば、問題ないってことなんでしょう。
「シンプルで力強いデザインはグラフィックに限らず、似てきます。」
自身の考えをつぶやいてた。
シンプルで力強いデザインはグラフィックに限らず、似てきます。佐野さんくらいの世界的デザイナーが、完成されたデザインを真似ることはないと思います。 それに、企業のマーク同様、類似調査を経て、登録申請後に発表されている訳だから、類似に値しないと判断されたと考えます。
僕はこの佐野案は素敵だと思います。コンセプトも明快で力強さがあります。亀倉さんに影響された色彩は、このステージの仕事では誰しも使いたい色ではないでしょうか。
デザインに限らず、自分たちよりも前に歴史があって
そこには先人たちが営々と仕事を積み重ねしてきた
歴史ももちろんあって、
そのなかから照らし合わせて
似ていないものを探すほうが難しいのではないでしょうかね。
とりわけ、オリンピックというイベントのロゴマークには
シンプルで力強いものが好まれる傾向があって、
ナガオカさんの言うように、
そういうデザインはどうしても
似てきちゃうのも否めないんですよ〜ってことで。
そのへんのことは頭に入れておいても
いいのかなって思いました。