見る目と、聞く耳さえあれば。
以前から楽しみにしていた友人との久しぶりの再会。
あっという間に時間は過ぎてった。
たくさん話して、たくさん聞いて、
たくさん気持ちが動いて、そして、なによりたくさん笑った。
初めて会ってから、もう10年近く経つんだよな。
けれど、話しているうちに思いのほか知らなかったことがあって。
その知らなかったことが今のボクには大きな驚きと喜びになっていたりして。
きっとたぶん、若かった頃はその当時は
聞いてみようとも思わなかったのかもしれない。
一見ふつうに生きているように見えて、
驚くような過去を歩んできた、なんてことがある。
そういう人がザラにいるってことに今になって気づく。
彼ら彼女らの過去は、雑誌やテレビやあるいはその他メディアに
華々しく取り上げられるものではないかもしれない。
でも、ボクにとっては大好物。
もっと聞かせてほしい。もっと話してほしい。
そう考えてみると、この世界にはふつうの人なんていないとも言えるなあ。
見る目と、聞く耳さえあれば。