ぶらやまだ

日々のなかに遊び心を。自分らしさ探求中。

美術鑑賞と生き方•働き方に共通すること。ルールや決まりなんてないのに、自分から不自由になってませんか?

ルールや決まりが必要ないところで
わざわざ自分でルールをつくっておいて、
がんじがらめになっていたとしたら。

そういう状態になっていても
意外に気づかないままって
あるんじゃないかなと思うことがありました。

美術館に絵を見に行ったときに出くわした、驚きの光景。


「芸術の秋」ということで
仙台市にある宮城県美術館
ピカソ展が始まっています。

 
それで思い出したのが
以前、同館で開催されていた
フランソワ・ミレーの展覧会を観に行ったときのこと。
あの「落ち穂拾い」で有名な方です。

訪れたのは日曜日で
多くのお客さんで賑わっていました。
チケットを購入して、
会場に一歩入ってみると、
妙な感じを覚えたんです。

その妙な感じというのは
絵を一列に並んで見る人たちの光景。

 

わざわざ一列に並んで列の前の人が見終わるまで、後ろでまだかまだかと待っている。

 

絵は会場内の他の場所にいくつもあるんです。

けれど、会場構成のルートに
示された通りに見ようとするあまり
わざわざ一列に並んで列の前の人が見終わるまで
後ろでまだかまだかと待っている。

会場構成って「あくまで目安」でしかないですよね。

入り口からすぐ近くなのもあって
それがけっこうな長蛇の列で。

 

どう観たっていいし、決まりなんてない。思い思いの順序で構わない。なのに。


美術鑑賞するのに、
どう観たっていいし、決まりなんてない。
思い思いの順序で構わない。

美術・芸術に決められたように見なくてはいけない
なんてルールがあったら気持ち悪いですよね。

なのに、
わざわざ美術・芸術の展覧会に足を運んで、
わざわざ安くないお金を払って、
わざわざ一列に並んで列の前の人が
見終わるまで後ろで待っている。

この光景に目が釘付けに。
ミレーの絵よりもこっちが衝撃でした。

ルールや決まりが必要ないところで、わざわざ自分でルールをつくっておいて、がんじがらめになっている。


なんでこんなにも衝撃を受けたのかと考えてみると
彼らの行為のなかに
自分自身が生き写しのように見えたから。

生き方・働き方に対して固定観念が強くて。
ちょっと前まではひとつの会社にずっと勤めるんだとか
歳を重ねるごとに出世していかなきゃとか
派遣やパートアルバイトなんて落ち目の人のやることだとか。

そんなことないのにね。
どう生きたっていいし、決まりなんてない。
思い思いの働き方で構わない。

ルールなんてないのに、自分でルールを作って
それでがんじがらめになっている。

そんなのって、おかしいよね。
バカバカしくて、滑稽で、笑えるよね。



自分自身のバカバカしさをそこに見た。
だから、脳裏に焼き付いて離れなかった。

人のおかしさを笑うときって
実は自分で自分自身のことを
笑っているのかもしれませんね。


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