ぶらやまだ

日々のなかに遊び心を。自分らしさ探求中。

上から目線の人に違和感を抱くのは“あること”を必死に隠しているのにそれがバレているから。「ダニング=クルーガー効果」って知ってますか?

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「上手い」デザインは人間の特性や行動心理をふまえている。

紙面のデザインをするときって

それを見た人の目線をどう動いていくか

ってことを考えてつくられているものが

いわゆる「上手い」デザインだったりします。

 

文字が縦書きに組まれているものだったら、

目線は右から左に。

横書きであれば、目線は左から右へ動く。

といった具合に。

そういう人間の特性や行動心理をふまえて、

じゃあどういうレイアウト構成にしようか

文字はなにを使おう、どんな色彩にするといいかなって

進めていくわけです。

 

だから、個人的には人間の特性や行動心理に興味関心がある人は

デザイナーに向いてるんじゃないかなって思うんですけどね。

 

「ダニング=クルーガー効果」なるものの存在。

で、そういう系でこれはおもしろいと思った記事がありました。

「ダニング=クルーガー効果」というもの。

みどりの小野さんのブログより

yutoma233.hatenablog.com

ダニング=クルーガー効果とは

 
1999年、ダニングと教え子のジャスティン・クルーガーは、「能力の低い人は、自分の無能さを認識できず、自己を実際よりも高く評価する(ひいては自信に満ちて見える)」という認知バイアスに関する論文を発表。この認知バイアスは現在「ダニング=クルーガー効果」として知られており、2000 年にはイグノーベル賞の心理学賞を受けた。

 

 中学生の頃、教師を出身大学でランク付けして無能扱いしていた男子が居ました。同窓会で会った彼は過去にしたことを恥じていて、「なんであの頃はあんなに上から目線だったんだろう」と反省の弁。
 これなんかは正に、思春期特有の万能感がもたらす「ダニング=クルーガー効果」だと思う。
 ダニング=クルーガー効果に陥りやすい人は知識が少なく、またそのことを自分で認識できていない。子供が一時期偉そうな態度をとるのは、まだ未熟な精神ゆえにこうした心理に陥ってしまうからなのかも知れません。

 

 能力がない人ほど、不適当なほどの自信に満ちあふれていることが多い。自分の力を過大評価してしまうのですね。

うわー、こういう人いるわー!!って思ってたら、

そういうことだったのか。

己の無能さがもとで上から目線になってしまっているなんて。

 

きっと無意識的に、無能であることがバレないように

上から目線の態度をとることで隠しているんだろうな。

でも、全然隠れてないよ、バレバレだよってところが

「無能さ」ならではなんでしょうね。

 

まてよ。ていうか、自分もそうかも!?

ていうか、特に学生の頃なんて

自分も含めてほとんどの人がこの状態に陥ってるような。

中学生になってヤンキーにかぶれちゃう子とか、

ひとつ年上なだけで超絶エラソーな先輩とか、

記事にある「教師をランク付けしていた」はボクもやっていたし。。。

 

個人的な記憶を辿って思い返してみると

当時ボクが通っていた中学の学生のほとんどは

「ダニング=クルーガー効果」に

はまってしまってたんじゃないかなあなんて思えなくもない。。。

 

誰しも最初は能力が無いわけで、だから、学ぼうとする。

 自分に自信がない、と言う人はむしろ賢い人であり伸びしろのある人なのだそうです。謙虚に、学ぶ姿勢をもってじっくり考える。

ここまで書いて思うのは「無能さ」って悪じゃないはず。

だって、誰しも最初は能力が無いわけで、

だから、学ぼうとするんだよね。

であれば、無視しないで、恥ずかしがらないで、隠さないで、

「伸びしろ」があると思っておくくらいがちょうどいいんだろうな。

 

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