ダサいセーターの画像を紹介している「ダサセーター画像 (@dasasweater)さん」のそのセンスが突き抜けててヤバい。眠ってるニーズを掘り起こして「あなたたちが欲しいのはこれでしょ?」って、気づかせてくれるから。
もうどうしようもなくセンスのある人を見つけました。
突き抜けてる。
これとか
セーターにかいてある人が着てるセーターのほうがいいセーターのセーター pic.twitter.com/dz4d5nwDdl
— ダサセーター画像 (@dasasweater) 2015, 6月 23
これとか
ウルトラマン・コスモスをキュビズムにて表現したセーター pic.twitter.com/3YxkGwk4cd
— ダサセーター画像 (@dasasweater) 2015, 6月 30
これ。
イケメンなのにスイングが変なゴルファーが、なんかのゲージをためているセーター pic.twitter.com/LZ1FTWfm20
— ダサセーター画像 (@dasasweater) 2015, 6月 27
クッソだっせえええええーーー
笑いすぎてお腹イタい。。。
いやあ、この目のつけどころってスゴいなって思う。
きっと誰もが「うわあ、だっせええ」とか
「そ、それどこで買ったの?」とかって
思わずつっこみたくなるようなセーターの柄ってあるよねえ。
これ、あるあるネタではあるんだけれど、
そういうあるあるが存在するってことは
ダサセーター画像 (@dasasweater)さんが
ツイッターで可視化するまで分からなかったと思うんだよね。
ニーズを聞いて、リサーチして、作ったのではなく、
眠ってるニーズを掘り起こして
「あなたたちが欲しいのはこれでしょ?」って
提示できてしまえるところがスゴい。
みんながなんとなく潜在的に思ってるけれど見えていないものを
最初に可視化できるところがスゴい。
顧客がSONYの盛田さんに「ウォークマン」を作ってくれってお願いしたわけではない。
消費者がスティーブ・ジョブスに「iPhone」が欲しいって言ったわけでもない。
ましてや時代劇のファンが池波正太郎さんに「鬼平犯科帳」を書くように指示したわけではないし、映画ファンが黒澤明監督に「天国と地獄」を撮るように提案したわけではない。消費者の85%以上が「欲しいモノはない」と答えている。
でも、本当はちがうんですね。
実際は欲しいものがないというのではなく「自分の欲しいモノに気づいていない」ということです。
今の消費の本質がここにあります。売れる商品というのはお客さまが「買いたいと気づいた商品」です。
売れる商品、人気があるサービスってそういうことなんでしょうね。
ボクがこのダサセーター画像 (@dasasweater)さんを
知ったきっかけは「ほぼ日」でおなじみの
糸井重里さんのリツイートでした。
あの糸井さんも認めるユニークさ、それがまたスゴい。