いいデザインってなんだろう?まずは、見る人の混乱を取り除いて、伝えたいことを素直に伝えることから。
福島の会津若松でパン屋カフェを
開くことを目標にしている友達がいます。
この前、準備段階の練習の意味も兼ねて
作ったパンを送ってもらいました。
食べてみるとふつうにおいしくてびっくり。
ただ、気になったことがひとつ。
パンはおいしい、ただ、パンフレットの出来が、、、
パンと一緒にパンフレットも同封してあって。
見てみると、むむむ、
作り手のイメージとそぐわない感じがして、
これはちょっと違うかなって。
そこだけは彼女に言って、
手直ししてみるよと伝えてはいたんですけどね。
こちらがそれ↓
違和感の原因は見る人を混乱させている要素があるから。
屋号は「YOHAKU(余白)」。
パンフレットにもあるように、
「時間や空間や心の中にちょっとした余白をつくることで、幸せなこれからを作りたい」そういう想いをもっている。
ボクが「イメージとそぐわない」と感じたのは、
まず、「余白」という屋号、想いを掲げていながら、
パンフレット自体に余白が少ないこと。
ふたつ目に、最大の売りであるパンの写真が
なんだかおいしくなさそうに映っていること。
そのどちらにも共通しているのは
「余白という屋号、想いのはずが余白がない。」
「おいしいパンのはずがおいしくなさそう。」
真逆のこと、反対のことを見る人に伝えてしまっていて
その情報によって混乱が起きてしまうんですよね。
だから、その混乱をまず取り除いて
伝えたいことを素直に伝えましょうということです。
素直に伝えてみること。
なので、その点をふまえて作り直してみました。
どうでしょう?
もう少し手直しが必要ではあるけれど、
違和感を感じさせていたふたつの部分を
意識して直してみました。
来月会うので、見せて感想を聞いてみようと思います。