今から16年前に作られたナショナルのCMが今見ても鮮烈だった。
昨日書いた記事。
引き続いて天野祐吉さんのブログから。
CMディレクターの中島信也さんとトークをしてきた。
トークの素材として、中島さんがこれまでに演出したCMを40本ほど見せてもらったのだが、
その中にこんな1本があった。数年前につくられたというナショナルの電球のCMである。
当時のナショナル(現パナソニック)がこんな名作を世に放っていたとは!
いや~これ感動しちゃいますね。
明るいだけでは未来は暗い。
くぅ~
それに、大滝秀治さんのナレーションさいこ~
つまらん!お前の話はつまらん!あ、これは違うやつかw
2000年に当時のナショナルが制作したCMがすごい。
明るいことはいいことだ。
だから、とにかくもっと明るく、もっともっと、、、
そうやって、もっともっとを目指す社会って
本当に明るい未来なのかな?って投げかける。
ある種、家電メーカーである自分たちがやってきたことを
自ら否定するかのような、かなり挑戦的な試みじゃないかな。
作ったのが2000年だっていうんだからこれまたビックリ。
ぼくは自宅にテレビ本体を設置してなくて。
だから、テレビ番組を見ないし、もちろんCMも見る機会がないけれど、
こういうCMだったら見たいなあ。
それにパナソニックを応援したくもなるなあ。
「明るいだけでは未来は暗い」。
「明るいだけでは未来は暗い」
いま、このコピーが、切実に心にひびく。
明るさはほどほどでいい。
問題は、その電灯の下の生活のあり方だ。
その下の生活が、これからどう変わるか。どう変えるか。
それが問われている。
で、CMの役割は、その下ではじまるこれからの生活のイメージを、どう描き出すかだ。
それも明るく。
こういうCMを世に送り出した以上、
ナショナル(パナソニック)のCMも変わっていかなきゃおかしい。
パナソニックに限らない。
どの企業も「豊かな生活」のイメージのフルモデル・チェンジをしなきゃおかしい。
広告会社もそれをいっしょになって手伝わなきゃおかしい。
勇気と決断をもってそれができるかどうか。
どうかなあ。できるかなあ。
それをやった企業が、21世紀のリーダー企業になれるんだけどなあ。
テレビがなくてもまあいっかあ~っていうのは
ぼくと同世代くらいにはけっこう少なくなくて。
それってけっこうな時代の変わり目と言っていいんじゃないかな?
番組を分断してしまう従来の手法や
商品を売り込むだけのCM映像って限界なんだと思うんですよね。
昔はそれでよかったけれど、いまは逆に意欲を削いじゃう、引いてしまう。
とまあ、これまでのやり方・成功体験にしがみついてしまうのは
メーカーや広告会社だけじゃなくどこもそうだと思う。
こうして書いてるぼく自身も
時代の流れに合わせて変われているかな?と考えてみたり。
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