宮城県亘理町の郷土料理「はらこ飯」を食べると、秋を感じる
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宮城県の南に位置する海に面した小さな港町、亘理町。漁業を中心に栄えたその町で、昔から食べられている郷土料理が秋鮭をまるごと使った「はらこ飯」。「はらこ」とは、鮭の腹の子=イクラのこと。
秋鮭の切り身と醤油ベースの出汁で炊いた炊き込みご飯の上に、はらこ=イクラをたっぷりとのせた、例えるなら鮭版の親子丼。ぼくの母の地元がその浜辺の町なので、秋口になるとよく実家の食卓に上っていたものだ。
どうしてそんなことを書き出したかといえば、仕事帰りに寄ったスーパーのお惣菜コーナーにそのはらこ飯が並んでいたから。食と思い出ってけっこうつながっているよね。
このはらこ飯の醍醐味は、鮭の切り身、イクラ、醤油出汁の炊き込みご飯、この三者が渾然一体となるところ!ホクホクの鮭の切り身、醤油に漬けこまれたイクラ、おこげの混じったご飯。それらを一緒に口の中に放り込むとイクラがぷちゅっとはじけて、鮭の身とごはんにからみあい、じわーっと旨味が広がる。んー、んまい。
うちの実家では炊き込みご飯を作るときには、電子ジャーではなく、年代物の大きなガス釜でご飯を炊いていた。これがまたおこげがめっちゃできていいんだよね。
巷にはイクラ丼なるイクラのみをフューチャーした少々お高くとまったお食事があるけれど、このはらこ飯は庶民の食べ物。飾ってないところがいいんだな。
はらこ飯が食卓に上ると、それはつまり秋の到来を意味していて。スーパーで目にしたときに、お、そういえば、今年ももう9月なんだよな〜と思ったのでした。
クックパッドでもレシピが載ってた。はらこ飯サイコーだど〜
以上!
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