ぶらやまだ

日々のなかに遊び心を。自分らしさ探求中。

タチの悪い広告は「まことしやかな顔」をして近づいてくる。

2009年まで発刊されていた『広告批評』という雑誌がありまして。

その編集長だったのが故・天野祐吉さん。

 

生前は「あんころじい」というブログを書いていて

広告にまつわるネタがおもしろくて楽しみに読んでいたなあ~。

 

ってことを他の人のブログを読んでいたら思い出したんです。

 

なんと今でもブログは残っていて、読める状態になってました。

amano.blog.so-net.ne.jp

 

 

 

特に興味深かったのが東日本大震災の後、2011年の7月に書かれた

「広告は詐術」という記事。

広告の詐術:天野祐吉のあんころじい:So-netブログ

広告は詐術です。
が、詐術がいけないとは、一概に言えません。
詐術がすべていけないとしたら、手品もいけないし、恋のテクニックもいけない。
人をうっとりさせたりびっくりさせたりする小説映画もいけないということになるでしょう。
つまり、問題は詐術の質です。
いちばんタチが悪い詐術は、しばしばまことしやかな顔をしています。

 

そして、タチが悪い詐術の例として原発の広告を挙げています。

(天野さんのブログに広告の画像掲載されてます。これはすごい貴重っす!)

問題は、嘘かほんとかというより、この広告のツクリなんですね。
すごく大まじめな顔つきをしている。モットモらしい表情をしている。
そこが問題です。
キャッチフレーズもモットモらしいのですが、
本当のクセモノはボディコピーです。
どちらの広告にも900字ほどの解説がびっしり書かれている。
けっこうむずかしいことがびっしり書かれていますから、
1行読んだだけでふつうの人は読むのをやめてしまうでしょう。
で、まじめに語ることがこんなにたくさんあるんだから、
まさか嘘じゃないだろうと思ってしまう。
ここがこのテの広告のねらい目なんですね。
読んでくれなくていい。すごいと感じてくれればいい。
そこが悪しき詐術の常套手段です。

詐術が全ていけないわけじゃなく、問題はその質にあって、

タチが悪い広告はしばしば「まことしやかな顔」をしていると指摘。

 

デタラメなことを、真面目な顔してもっともらしく語って、

まさかウソじゃないだろうと思わせる。

 

それが悪どい広告なんだと。

、、、これは、す、鋭い!!

 

 

 

 

タチの悪い広告は「まことしやかな顔」をしている。

 

これって広告だけじゃなくて

商品やサービス、人間や会社にも当てはまりますよね。

 

おっそろしいことに、

本当に本当に悪いやつって

かんたんに見た目で分かるようになってなくて

親切な人・優しい人を装って近づいてくるんだよね。

 

で、いい人だわ~なんて思わせておいて

最後はケツの毛までむしり取られるっていう。

 

心を許しておいてからの、ドーーーン!!

だから、精神的ダメージがめっちゃ大きい(泣)

 

いやあ、本当にタチが悪いなあ。。。

みなさんもお気をつけて~

 

特集:クリエイティブ・シンポシオン2009 (広告批評 336号)

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広告も変わったねぇ。「ぼくと広告批評」と「広告の転形期」についてお話しします。

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広告論講義

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