ぶらやまだ

日々のなかに遊び心を。自分らしさ探求中。

本当につらいときに人はつらいと言えない。「ノルウェイの森」で緑がもらした鬱屈した想い。

話せているうちはまだ大丈夫。
言葉に出せているうちはなんとかなる。

本当にヤバいのは
口に出せないとき。
言葉にもできないとき。
話しもしたくないとき。

ノルウェイの森」で緑がもらした鬱屈した想い。

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

 

 

「ねえ、お金持ちであることの最大の利点ってなんだと思う?」
「わからないな」
「お金がないって言えることなのよ。たとえば私がクラスの 友だちに何かしましょうよって言うでしょ、すると相手はこう言うの、『私いまお金ないから駄目』って。逆の立場になったら私とてもそんなこと言えないわ。 私がもし『いまお金ない』って言ったら、それは本当にお金がないっていうことなんだもの。惨めなだけよ。(…)」
ノルウェイの森(上)講談社文庫 p131


村上春樹さん「ノルウェイの森」に

「緑」という女の子が出てくる。


彼女が中学高校と通った学校は
エリートの女の子ばかりが集まるところで
親の見栄でそこへ通わせられていた。


彼女の家は戸をがらがらと開けるような個人経営の書店。
一方、まわりの同級生は
運転手つきの車で送迎されるほどのお金持ちばかり。


そこで味わった鬱屈した想いを

主人公ワタナベにもらしたシーン。

たくさん持ってる人は「ない」ってカンタンに言えてしまう。
少ない人は「ない」なんてとても言えやしない。
その差。

本当につらいとき、人はそれを言えない。
本当のことって
そうそう口には出せないんだよね。

 

本当につらいときに人はつらいと言えない。


本当につらいときに人はつらいと言えない。

本当にヤバいのは
口に出せないとき。
言葉にもできないとき。
話しもしたくないとき。

そういう人ほど、
つらさを抱えているんだなと思いました。


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