だいたいのことがネットやメールで済ませられる時代の到来は、わざわざ足を運ぶ価値や意味を見出せないとそこには行かない時代が来たってことでもある。
引っ越しをしようと思って、部屋探しの連絡をしてみたら、、、
今の自宅から新しい職場までは少し距離があるので、
近くに引っ越そうと思っている今日このごろ。
地方都市なので
車がないとなかなか不便でして、
ネットの物件検索サイトで探してみて、
第一条件としては駐車場がついているところでないとなって。
見てみると、希望する地域にある物件情報の
「駐車場」の欄が「なし」とか「ー」っていう表記になってて、
これあったら借りるんだけどなって思って、
いくつかの管理会社にメールで聞いてみたんです。
すると、返答の多くが
「今のところ分かりません」とか
「周辺に月極駐車場はありますが空室かは不明です」とか
「現地に行って探してみないと難しいです」という。
そして、どこも同じようにその後に続くのが
「せひ一度当店にご来店ください!親身にご相談にのります!!」。
、、、え!?
いやいやいや、そうじゃなくて。
あなたのお店まで行くと時間も交通費もかかるから
まずはメールでよさそうな物件の目星をつけたいんだよね。
スカは絶対に避けたいから。
わざわざ時間と交通費をかけて行って、
条件に合う部屋がゼロだったら無駄になっちゃうもん。
だから、まずメールで連絡してるんだけどな。
なのに、「分かりません」とか「不明です」って
調べる気もない返事で、そのうえ来店したら紹介するよって、
それってもうアウトだと思う。
××するのに××に行くという習慣を喪失している時代。
前にも引用したことがあるのですが、永江さんのブログから。
●あなたは家電を買うときにお店に行きますか?
●あなたは本を買うときに本屋に行きますか?
●あなたは旅行に行くときに旅行代理店の窓口に行きますか?
●あなたは申告の時に税務署行きますか?
●あなたは映画を見に映画館に行きますか?わたし、すべて「NO」です。税金もe-TAXです。
なにを言いたいかというと、ネットリテラシーの高い層は××をするのに××に行くという習慣を喪失
してるのではないかと思うわけです。少なくとも私は喪失しているようです(唖然)美容院だけだな・・この習慣。
もうそういう流れになってきてるんだよね。
不動産屋だけはそうならないってことじゃないと思う。
ボクの場合、全てネットで済ませているわけじゃないけれど、
できる限り、ネットやメールで済ませられることは
それで完了したいって思いは確かに強いかもしれない。
わざわざ足を運ぶ価値や意味を見出せないとそこには行かない時代が来ている。
ただ、救いだったのは
ひとつの不動産屋さんだけは丁寧にボクの希望条件を
調べてくれて、それに見合った物件をメールで紹介してくれたこと。
ここに行くと決めたーーーー!!
と思って、そこにはちゃんと事前に来店予約して行きました。
すると、メールで返信をくれた方が担当してくれて、
メールでのやりとりそのままのとても丁寧な対応をしてくれた。
この人はすごいーーーーーー!!
って嬉しくなってしまいました。
だいたいのことがネットやメールで済ませられる時代の到来は、
わざわざ足を運ぶ価値や意味を見出せないと
そこには行かない時代が来たってことでもあるんだろうな。
そういう人やお店や場所を
ちゃんと自分で選んでみるのも勉強だなあと。
とまあ、ワーワー言うとりますが
人のフリ見て、わがフリ直せという言葉もあるように、
自分もトンデモな対応していないか点検してみることも大切だなあって
今回のことは自分への戒めにもなりました。