【ぶらり会津への旅】会津若松の郷土料理「こづゆ」とフランス田舎地方の「カンパーニュ」。その味わいに共通するものとは。
3年前の西村佳哲さんのワークショップで
知り合ったSさん。
パン屋さん&カフェを目標にと
試行錯誤している地元会津人です。
今回、共通の友人の結婚のお祝いをと
贈り物を合作していて、それが遂に完成ということで
観光も兼ねて、会津若松へ足を運んだのでした。
会津の郷土料理「こづゆ」の美味しさにビックリ!
この日巡ったのは、鶴ヶ城や昔ながらの面影が残る七日町界隈。
お昼ごはんをおそば屋さんの香寿庵で。
そこでSさんに薦められるがままに食べた
「こづゆ」という会津の郷土料理の美味しさにビックリした。
干し貝柱でダシをとったおつゆのなかに
里芋、にんじん、しいたけ、きくらげ、
豆麩の具材がたっぷり入っている。
最初、煮物なのか、汁物なのか
どっちつかずなビミョーな食べ物がでてきたなあと
思っていたところ、、、一口つゆをすすってみると
そう思ってしまった己の浅はかさを悟った。
口いっぱいに広がる凝縮された貝柱の旨味、
あまりの美味しさにあっという間に平らげてしまった、ボク。
こ、こいつ、、、予想をいい意味で裏切りやがった、、、!!
フランスの田舎で食べられていた「カンパーニュ」。
その後、会津稽古堂でSさんのパンづくり教室。
ずっと前から、パンこねてー!焼きてー!
なんて言っておきながら実現できていなかったので、
今回がやっと開催の運びへ。
そこで作ったのが「カンパーニュ」という種類の
昔からフランスの田舎で食べられていたパンだそうで。
材料はいたってシンプルで小麦と塩と水と酵母だけ。
練って焼き上がった感じは、無骨でがっしりとしてて。
けれど、食べてみると、
表面はガシッとしている一方、
なかはしっとりもちっとしていて、じわっと風味が広がる。
その食感のコントラストがたまらない。
こ、こいつ、、、見た目とは裏腹に奥深いじゃねえか、、、!!
人は見た目が9割、、、???
国は違えど、昔からずっと愛され
食べられ続けてきた歴史をもつこづゆとカンパーニュ。
どちらも一見しただけでは
計り知れない奥深い味わいを持っているんだなあ。
ちょっと前に「第一印象で9割が決まる」みたいな本が流行っていたけれど、
それだけで確定しきれないものも
この世にはたくさんあるんだろうなってことを
ツルチューです。