「甲状腺」って、なに???知らないと対応しようがない。けれど、知れば対応できることもある。その違いってけっこう大きいよなあっていう話。
ミュージシャンの絢香さんと
サッカー日本代表の本田圭祐選手。
全く別の分野で活躍されているおふたり、
けれど、共通点が実はあって、
それは「甲状腺」に疾患があったと
考えられているところ。
「甲状腺」って、なに???
なんでこの話しをし始めているかといえば、
近しい人に似たような疾患を持っている方がいて。
「甲状腺」と聞いて、ボクはすぐに身体のどの部分なのかも分からず、
話を聞いていくうちに首、喉のあたりに甲状腺という部位が
あるんだとやっと知ったんです。
甲状腺はどんな働きをしているの?甲状腺は、食べ物に含まれるヨウ素を材料にして甲状腺ホルモンを作り、血液中に分泌するところです。
甲状腺ホルモンには、体の発育を促進し、新陳代謝を盛んにする働きがあります。つまり、活動するために必要なエネルギーを作り、快適な生活を送るためになくてはならないホルモンです。
甲状腺ホルモンは多すぎても少なすぎても体調が悪くなってしまいます。
こうしてみると甲状腺ってけっこう大事じゃん!!って気づく。
脳の活性化、心臓や胃腸の活性化、体温の調節、新陳代謝の促進、、、
重要な役割を担っているんだなあって分かりますよね。
その大事なところのホルモン分泌が多すぎたり少なすぎたりすると
身体のあちこちにつらい症状が出て、体調を崩してしまうみたい。
ボクの知ってるその人は、
食べても食べても身体に吸収されないのか、
すぐに便として流れて、
常に空腹感に襲われてしまうそうなんです。
それと、疲れやすさとイライラ感も併発してしまうとか。
そんなことってあるんだ。。。
って、正直驚きです。
知らないと対応しようがない。けれど、知れば対応できることもある。その違いってけっこう大きい。
特有の病気を患っているとは聞いていたものの、
それがどんなものなのか知らなかったボクは
その人を見て、よく食べる人だなあとか、
怒りっぽい人だなあとしか捉えていなくて。
身体のなかの一部のホルモンバランスが
崩れてしまっているがために、
ムシャムシャ食べたり、プンスカ腹を立ててしまうような行動に
どうしてもなりがちになってしまう。
そうしないと身も心も保っていられないほどに。
けれど、疾患への理解がすすむと
その人の行動を以前より一歩引いて、冷静に見ることができる。
知る前は、その人の人格に問題が、、、
いやいや、そうじゃなくて身体の不調が原因であって、
決して人格がどうこうっていう話しではないよと。
自分の現実認識を自覚して、それをまわりと共有するところから始めるしかない。
あ、これ、なんだか、
内田樹さんが言ってたことに通じるんじゃないかな。
それもこれも、「日本は主権国家ではない」という基本的な現実認識を日本人自身が忌避しているからです。自分が何ものであるのかを知らない国民に適切な外交を展開することなどできるはずがありません。
私たちはまず「日本はまだ主権国家ではない。だから、主権を回復し、国土を回復するための気長な、多様な、忍耐づよい努力を続けるしかない」という基本的な認識を国民的に共有するところから始めるしかないでしょう。
自分の現実認識を忌避してしまうところ。
おかしなところがあるのに、
そんなものはないんだと目をつむってしまうところ。
そういう人は適切な行動がとれない。
まずは、自分の現実認識を自覚して、
それをまわりと共有するところから始めるしかない。
そういうふうに解釈もできるかな、なんて。