【読書することの効用】考えが狭まってしまったら本を読む。そして、感想を発信する。すると、世界が拡がり、ひとりぼっちではいられなくなる。
webデザイナー、tamuさんのブログから。
生きていく以上だいたい特定の人と関わりあいながら生活していくわけだけれど、たまに周りの考えと自分の考えが異なると実感するときがある。
そんなときに、「あれ…俺って間違ってるんじゃないかな」と思って悩んでしまう人は多い。
特に思春期の中高生の頃を思い返せば、誰もが思い当たるだろう。
こんなときに読書をしていれば、phaさんの言うとおり自分や周りの考えを相対化することができるのだ。
自分の考えを認めてくれる人が周りにいないと感じるのならば、読書をすればいい。
自分が共感する本と出会えたら、その感想や想いをネットで発信すればいい。
そうすれば、一人ぼっちではなくなる。
読書、本を読むことの効用って
そういうことだったんだなあって今にして思いました。
一時期、仕事を辞めてフリーターしてるときには
いっさい人と会わずに、
ボクは本が友達なんだ!ぐらいの勢いで
たくさん本を読んでいたのだけれど。
たぶん、人と会わないとしながらも
ひとりぼっちじゃないんだってことを
確認するためでもあったのかなって。
思えば、中高生の頃って
けっこう学校生活にげんなりしてたはずなのに
全然読書した記憶がないんですよね。
それはきっと、違和感を感じて外の世界へ目を向けることよりも
自分のなかの違和感を見なかったことにして、
まわりと同化してなんとなくやり過ごす方に逃げていたのかなあと。
ひとりぼっちになるのがこわかったのかな。
本を読めばよかったのに。
生きてゆく中で気をつけたいのは、思考の幅が狭まって「この道しかない」といった言葉を洩らすようになってしまうこと。
と、西村佳哲さんが言ってたな。
「狭まってしまう」ことがなにより、こわいなって思います。
逆にそれさえなければ、
それなりに朗らかに生きていけそう。
「狭まってしまう」ような、あらゆることから身を守りつつ、
いかに開いていられるか、拡げられているかが
幸不幸の分かれ目だと思います。