サッカー日本代表のシンガポール戦を観ていてイライラした本当の理由。
昨日のサッカー日本代表のシンガポール戦の結果を受けて
またいつもと同じ展開だなあと思った人も少なくないはず。
ボクもそう思いました。
観ている側をイライラさせてしまう、なにか。
サッカーの試合って、テレビやスタンドで観てる側からは
フィールドを見下ろすように観てるので
反対サイドが空いてるとか
あの選手がフリーだよとか簡単に言えるんだよね。
でも、実際グラウンドでプレーしてみたら分かるんだけど、
いやいや反対のサイドって相当に見えにくんだよね。
まあ、だからこそ視野を広く持つ選手は貴重なわけで、
過去には、中田ヒデとか小野伸二とか。
で、スポーツ誌「number」ではこんな記事が。
雀百まで踊り忘れず。もう、癖というか、習性というか、性癖に近いものなのだろう。日本代表攻撃陣のポジショニングのことである。6月16日のシンガポール戦前半の攻撃は、日本が引いた相手と対峙した際の見慣れた光景だった。
実は、攻撃時に中央に寄りたがる日本の悪癖には、ザッケローニ元監督も頭を悩ませていた。就任当初から、相手の守備網を広げるために、サイドの選手には「スタートポジションは外に張れ」と指示し続けてきたものの、2列目の選手たちは聞く耳を持たず。
「性癖」「悪癖」っていう手厳しい言葉が随分目立ちますね。
シンガポール戦の光景は観ている側を
相当イライラさせてしまうものがあるんでしょうね。
怖い顧問が指導する部活、萎縮してしまう高校生、という構図。
辛口でおなじみのセルジオ越後さんも
こんなことをおっしゃっておりまして。
【セルジオ越後の天国と地獄】選手たちはまるで高校生。猫がネズミに怖気づいた試合だったね | サッカーダイジェストWeb
セルジオさんの意見全体には支持するもしないもないんだけれど、
コメントの中の次のところが個人的に気になったんですよね。
今の日本は、思うようにならないと、自分たちで崩れていってしまう傾向にある。難しい状況を打開する力がないんだ。
監督に言われたこと以上のことができない。ハリルホジッチ監督の存在感が大きすぎて、みんな怯えながらやっている感じだよね。言うなれば、部活の怖い顧問に怒鳴られて、萎縮してしまっているのと一緒。
ハリルジャパンは、まるで高校生のようだ。怒りにまかせて、監督がベンチの近くでペットボトルでも蹴ろうもんなら、怯えて試合どころではなくなるかもね。
「number」の記事が指摘していた「性癖」とか「悪癖」って
もう高校生のときに出来上がってしまってるんじゃないかなって。
怖い顧問に萎縮してしまって、視野が縮こまってしまう。
あるいは、怖い顧問に気に入られるようなプレーばかりしているために
狭い視野が結果的に獲得されてしまうのかなって。
ボクもそうだったな。。。
見たくないものを見せられてしまった。
昨日のシンガポール戦が観ている側へ
かなりのフラストレーションを与えた理由って
このへんにあったりするんじゃない?
学生の頃から、怖い顧問の言うことに従うことで
強くなってきたっていうのに、
それが世界に出てみたら全然通用しないじゃんっていうことを
まざまざと見せつけられたことに対する苛立ち。
サッカーの試合を観戦に行って勝って喜びたかったのに、
ところがどっこい、
見たくないものを見せられてしまった、という感じでしょうか。