今日もなにかの「フリをして」一日が過ぎていく。
手を抜いているのに、働いているフリをする。
たいして器用でもないのに、仕事ができるフリをする。
不出来な部分があるのに、まともな人間のフリをする。
今日もなにかの「フリをして」一日が過ぎていく。
コソコソ隠している。
が、隠しているつもりがバレている。
本人は隠し通せていると信じて疑わないけれど、
まわりから見たら筒抜け状態。
その場の環境が隠そう隠そうと「フリをする」
という行動に走らせてしまうのだと思う。
人間のいびつさを許容できない環境。
人間の曖昧さを楽しむ余地がこれっぽちもない環境。
人間の出来損ない加減を笑えない環境。
環境に及ぼされる影響って目には見えなくて、
だから、自分でも知らぬ間に影響を受けて振る舞っていたりする。
無意識に作用される。
それがおそろしいんだよな。